フリー素材の再配布サイトの利用にはご注意を。

よく、Web制作系のブログなどでフリー素材画像の情報が紹介されていますよね。
特にベクター素材は、私も昔からお世話になってます。色々助かってます。
ただ自分が配布する側になり、そういった紹介記事を見て心配することが増えました。

そのダウンロードした(紹介先の)「商用利用可のベクターイラスト素材」のライセンスは本当にそう?

というのも、私が配布しているフリーのベクター素材はCC-BY(改変・商用も可、ただしクレジット表記が必要)。
ベクター素材はオリジナルをそのまま使うことはないだろうと、配布のファイルに直接ライセンスとクレジット表記を入れています。
再配布する時には、オリジナルをそのまま配布してもらえればサイトに改めて掲載する必要もないわけです。

でも一部の再配布サイトでは、素材のクレジットやライセンス部分を削除し、もちろんサイトへの掲載も無いまま配布しています。
PUBLIC DOMAINとして、またはそうと錯覚させる「商用利用可のベクターイラスト素材」とだけの案内で、個別では何も明記してありません。

そういうサイトに限って「フリー ベクター素材(free vector)」なんかで検索すると上位にくることも少なくなく、
いつも拝見しているWeb制作系のブログや検索すると目に付くまとめサイトでも紹介されることが。
オンデマンド印刷の会社さんが、おすすめ素材サイトとして紹介していたりも。
確かにぱっと見では全然判断つかないですものね。

そういった紹介を見て利用していた側としてはヒヤリとしますし、配布側としては心中とても複雑です。

私が知るところでは、国内外問わずベクター素材配布サイトは主に

1. サイト運営者がオリジナルの素材を製作・配布
2. クリエイターが登録し、各自が製作した素材を投稿(配布)する。
3. サイトの投稿フォームからクリエイターが素材を投稿。運営者が審査後に掲載(配布)してくれる。
4. サイト運営者がフリー素材を拾ってきて再配布する。
5. サイト運営者がフリー素材を拾ってきて改変して配布する。

以上5種類に分かれます。

配布サイトの紹介をする方、商用で利用される方、ぜひ1〜3を利用してください。
配布サイトのオリジナルでないのがあきらかで、制作者のクレジットがなければ要注意です。
サムネイルで画像検索すれば他配布サイトが出てくるので、そこから一次配布のものを見つけるか、素材に各情報を明示して再配布しているサイトを選ぶことををおすすめします。

【蛇足な追記】
再配布サイトについては心中複雑だけど、ライセンスをちゃんと守ってもらえれば問題ないはず。
先日海外から配布素材を見てとオファーがあり、お仕事をさせていただきました。
打合せのメールでどうも話が噛み合わないと思ったら、先方が見ていたのは改変して再配布しているサイト。
そこに載っていたクレジットから辿って連絡くださったらしいです。
素材配布を始めるときCCライセンスをどうするかすごく悩み、使う側だとPUBLIC DOMAINがベストなんだけどとかなり迷った末、あえてBYにしました。
素材として活用していただくのであれば細々目くじらたてる気はないですし、商用でクレジットを外したいという要望があれば相談してもらえれば良いし。
ということで、配布側よりも利用する側として怖っ!!!と思ったので記事を書きました。